「あの子のところ、行った方がいいよ。待ってるって言ってたし」

「ああ、行こ」

「ん?!」

「───付き合うことになった」

「むきー!!!!!」

「もう付きまとわないって、よかったね」

「むききーー!!!!!!!!!!」

「多分あの子そうは言ってないよ!?!?」



彼女は琉火くんのストーカーだった。


どこに行っても必ずいる彼女に引きながら、この行動が私だったら可愛いかもしれないと、笑いがこぼれた、らしい。


っていう、後日談。