クールな君の甘さを知れば

だとしたらなるちゃんとお揃い。



きっとA型。生粋の綺麗好き。



私はO型でね、色んな人からよく「O型っぽい」って言われるんだ。



そんなにぽいかな?私はあんまり自覚ないけど。



今度血液型聞いてみようと思ってたところで、長谷川くんが帰ってきた。



顔は相変わらず、無。



ここまで意気消沈している長谷川くんは見たことがない。



ちょっと…いや、だいぶ心配になってきた。



「…長谷川くん?その、具合とか悪い…?保健室行く…?」



「いや…平気。それよりさ……」



「うん?」



「…お試しって、なに?どういうこと?」



それは、さっき話したことを言ってる…んだよね?



タイムラグが起きてる気がしつつも、穂乃果ちゃんに話したような内容をそっくりそのまま話すと。



「…ふぅん」



なんて、ビミョーな返事が返ってきた。



それは、どういう感情で相槌をうってるの?



納得いってない顔だよね、それ。



「まぁ…古賀が良いんならそれでいいや。なんかあったらすぐに言えよ?」



「う、うん。ありがとう…?」



「ははっ、どーいたしまして」