学校は正直言って大嫌い。
先生たちもみんな「うわさ」を信じ切ってるから。
うざい。
うわ、一時間目数学じゃん。

数学の女教師私のことまーじで毛嫌いしてるんだよな…。

ー授業中ー
そういえば音夢、今日ずっと寝てるな…。
ぼーっと音夢の方を見ていると
「茜さんッ‼‼私が授業してるのに他のこと考えてるの⁉バツとしてこの問題を解きなさい‼‼」
いや、当てつけじゃね?
うぇ、ムズっ…。
え、私かなり頭悪いんだけど絶対解けないじゃん
「はい、」
えー、どーしよ全くわかんない。
ガタッと席を立って問題を考える。
すると音夢が私にだけ聞こえるような声で「X=4」と言った。
「え…っと、X=4…。」
音夢が言ったことをそのまま言う。
「せ、正解…っ。」
え…。
ね、音夢って頭良かったの?
助かった…。
「何をしてるの!早く座りなさい‼」
私が問題に答えれたからかヒステリックに叫んだ女教師。
こーわっ…。
私が座ると音夢が言った。
「すみれ、数学の答え教えたかわりに今日もう一回膝枕、してほしい。」
眠そうに瞳をとろんとさせながらほっぺを赤くして音夢が言ってきた。
何なんだこの可愛い生物は⁉
天使!
好き!
膝枕⁉
んなもん何回でもする!音夢の為なら!
かわいいーーーーーーーーー‼‼
この授業内私はずっとこのテンションでした。