素直になりなよ。


「今日行くクレープ屋さんって、よく行くの?」


松田さんのことをもっと知りたくて、質問してみた。


「うん、亜紀とどこか行こうって言うと、だいたいそのクレープ屋さんには行ってるかな。」


「へぇ。松田さんのおすすめは?」


「いちごバニラ!いちごが入って、そこにバニラアイスも入ってるの。」


「そうなんだ。俺、いちごは好き。甘いの得意じゃないけど、果物はよく食べるよ。」


「そうなの!?意外〜」


「そう?バナナとか、朝練ある日の朝ごはんでよく食べるよ。」


「そっか。運動前に食べると良いっていうよね。」


「そうそう。3本は食べるかなー。」


「え、食べ過ぎじゃない!?」


「そ?それプラス寮の朝ごはん食べても、朝練したら2限目の休み時間にはお腹空いてるよ。聞こえたことない?俺の腹の音。すごいデカいけど。」


「あー…たまにすごい音鳴ってるなって思ってたけど、あれ五十嵐くんだったんだ?」


「やっべ。マジで聞こえてた?」


「前の席だしねー。」


そう言って笑った松田さんの顔が可愛い。


腹の音を聞かれていたのは恥ずかしいが、それよりも、松田さんが笑ってくれたことの方が嬉しくて、思わず口元を抑えながら笑った。


やっぱり好きだ。


付き合ったら、こうやって一緒に歩いて、楽しく笑いながら一緒にいたい。