色素の薄い金色の髪に水色の瞳。それを綺麗だと言われたのは初めてだった。
「どうせそんなことを言ったのは、キリフ殿下か団長だろう? クロエは彼らと俺と、どちらを信じる?」
不実な婚約者と横暴な父の名を上げられて、答えを躊躇うはずがない。
「それはもちろん、エーリヒだけど」
「うん。それでいい。クロエは綺麗だよ。だから、ちゃんと変装すること」
「……うん」
綺麗だと言われることが、こんなに嬉しいことだなんて思わなかった。思わず頬を染めて頷くクロエに、エーリヒは満足そうに笑う。
「じゃあまず、拠点を見つけないと。宿屋だと料金が掛かりすぎるし、人目も多い。治安の良い場所に適当な一軒家でも借りて、そこで暮らそう」
「ふたりで?」
「もちろん。離れていては危険だし、俺もクロエの魔法を頼りにしている。一緒に居た方がいい」
頼りにしていると言われて、それが嬉しくて頷いた。
「……そうね。わかったわ。家のことはエーリヒに任せる」
「どうせそんなことを言ったのは、キリフ殿下か団長だろう? クロエは彼らと俺と、どちらを信じる?」
不実な婚約者と横暴な父の名を上げられて、答えを躊躇うはずがない。
「それはもちろん、エーリヒだけど」
「うん。それでいい。クロエは綺麗だよ。だから、ちゃんと変装すること」
「……うん」
綺麗だと言われることが、こんなに嬉しいことだなんて思わなかった。思わず頬を染めて頷くクロエに、エーリヒは満足そうに笑う。
「じゃあまず、拠点を見つけないと。宿屋だと料金が掛かりすぎるし、人目も多い。治安の良い場所に適当な一軒家でも借りて、そこで暮らそう」
「ふたりで?」
「もちろん。離れていては危険だし、俺もクロエの魔法を頼りにしている。一緒に居た方がいい」
頼りにしていると言われて、それが嬉しくて頷いた。
「……そうね。わかったわ。家のことはエーリヒに任せる」


