彼女には魔力はないのに、それでも魔術師となって他国に留学して学ぶくらい、王太子のことが大切なのだ。その気持ちを相手に伝えることは大切だからと、ふたりだけのときは、言葉にして伝えるように言ってみた。
すると、この国を良くするための協力者でしかないのだからと、互いに相手に対する気持ちを抑え込んでいたことがわかった。
それからは相思相愛の婚約者として、以前よりもずっと深い話をできるようになったと喜んでいた。
(その王太子殿下にも会ったわ)
マードレット公爵家の養女としてのお披露目はまだだが、アリーシャの婚約者である王太子のジェスタとも対面した。
母親が違うからか、キリフとはあまり似ておらず、真面目で誠実そうな人だった。
クロエやエーリヒを巻き込んでしまったことを詫びてくれて、ふたりの自由を奪うようなことはないと約束してくれた。もし貴族社会が耐えられなかったら、いつでも解放すると。
(それも、私が魔導師だと思っているからだよね。もし魔女だと知られてしまったら、そうは言ってくれなかったかもしれない)
あらためて、魔女の力に目覚めたのが、エーリヒと再会したあとでよかったと思う。
すると、この国を良くするための協力者でしかないのだからと、互いに相手に対する気持ちを抑え込んでいたことがわかった。
それからは相思相愛の婚約者として、以前よりもずっと深い話をできるようになったと喜んでいた。
(その王太子殿下にも会ったわ)
マードレット公爵家の養女としてのお披露目はまだだが、アリーシャの婚約者である王太子のジェスタとも対面した。
母親が違うからか、キリフとはあまり似ておらず、真面目で誠実そうな人だった。
クロエやエーリヒを巻き込んでしまったことを詫びてくれて、ふたりの自由を奪うようなことはないと約束してくれた。もし貴族社会が耐えられなかったら、いつでも解放すると。
(それも、私が魔導師だと思っているからだよね。もし魔女だと知られてしまったら、そうは言ってくれなかったかもしれない)
あらためて、魔女の力に目覚めたのが、エーリヒと再会したあとでよかったと思う。


