でもこうして貴族の装いをしてみると、その整った容貌が際立って、どんなに自分を磨いても、敵わないのではないかと思ってしまう。
(そう考えると、常にエーリヒを傍に置いていた王女ってすごいわね……。よほど自分に自信があったのかしら……)
そんなエーリヒは、クロエを見て複雑そうだ。
「クロエが綺麗なのは知っている。でもクロエは俺のものだ」
そんな言葉で独占欲を出されてしまえば、いつまでも自信がないとは言っていられない。
「もちろんよ。それにエーリヒだって私の婚約者だから、誰にも渡さないからね」
そんなことを言って抱き合うふたりから、アリーシャは少し頬を染めて視線を逸らす。
「相変わらず仲が良いわね。昔のエーリヒしか知らない人が見たら、きっと驚くわ」
今のエーリヒを見て、もう王女の人形だと言う者はいないだろう。
アリーシャはそう言ってくれた。
彼女も婚約者である王太子のことがとても好きらしいが、立場もあり、あまり自分の気持ちを表には出せないらしい。
(そう考えると、常にエーリヒを傍に置いていた王女ってすごいわね……。よほど自分に自信があったのかしら……)
そんなエーリヒは、クロエを見て複雑そうだ。
「クロエが綺麗なのは知っている。でもクロエは俺のものだ」
そんな言葉で独占欲を出されてしまえば、いつまでも自信がないとは言っていられない。
「もちろんよ。それにエーリヒだって私の婚約者だから、誰にも渡さないからね」
そんなことを言って抱き合うふたりから、アリーシャは少し頬を染めて視線を逸らす。
「相変わらず仲が良いわね。昔のエーリヒしか知らない人が見たら、きっと驚くわ」
今のエーリヒを見て、もう王女の人形だと言う者はいないだろう。
アリーシャはそう言ってくれた。
彼女も婚約者である王太子のことがとても好きらしいが、立場もあり、あまり自分の気持ちを表には出せないらしい。


