「あの人がエーリヒを連れてきてくれなかったら、もっと大変なことになっていたかもしれないの。だから、少し私の話を聞いて」
「わかった。クロエがそう言うなら」
エーリヒがクロエの言葉に頷くと、トリッドもすぐに背後に下がった。
「私とトリッドは部屋を出て行くわ。何かあったら呼び鈴を鳴らして」
そしてアリーシャも、ふたりでゆっくり話し合いたいだろうからと、トリッドを連れて部屋を出て行った。
マードレット公爵家から逃げ出すのは容易ではないだろうが、それでもクロエが魔導師だと知っているのに、ふたりきりにさせてくれた。
クロエたちが、ここ逃げ出すとは思っていないのか。それとも、見張ったり閉じ込めたりはしないという、誠意を示してくれているのか。
どちらにしろ、ふたりきりにしてくれたのは有難いことだ。
「今までのことを話すね」
クロエは今までの経緯と、アリーチェからの提案をエーリヒに説明した。
「ということで、こんな話があったんだけど……」
「俺は反対だ」
話を聞いてすぐに、エーリヒはこの話は受けるべきではないと言った。
「わかった。クロエがそう言うなら」
エーリヒがクロエの言葉に頷くと、トリッドもすぐに背後に下がった。
「私とトリッドは部屋を出て行くわ。何かあったら呼び鈴を鳴らして」
そしてアリーシャも、ふたりでゆっくり話し合いたいだろうからと、トリッドを連れて部屋を出て行った。
マードレット公爵家から逃げ出すのは容易ではないだろうが、それでもクロエが魔導師だと知っているのに、ふたりきりにさせてくれた。
クロエたちが、ここ逃げ出すとは思っていないのか。それとも、見張ったり閉じ込めたりはしないという、誠意を示してくれているのか。
どちらにしろ、ふたりきりにしてくれたのは有難いことだ。
「今までのことを話すね」
クロエは今までの経緯と、アリーチェからの提案をエーリヒに説明した。
「ということで、こんな話があったんだけど……」
「俺は反対だ」
話を聞いてすぐに、エーリヒはこの話は受けるべきではないと言った。


