本当は魔法ギルドで練習するつもりだったのに、サージェのせいで何もできなかった。
「マードレット公爵家の養女に……。私の義妹になってほしいの」
そんなクロエにアリーシャは、ギルドを通して伝えた要求をもう一度伝えた。
「身内に、国に制御されていない魔導師がいることは、私たちにとって大きな力になる。ジェスタ様を守るための、魔石の確保にも協力してもらえたら嬉しいわ。もちろんあなたとエーリヒの安全と、ふたりの結婚は保障する。私の義妹の夫になれば、さすがにメルティガル侯爵もエーリヒに手が出せなくなる」
それに、とアリーシャは続けた。
「魔法なら私も教えられる。私がジェスタ様に掛けている守護魔法……。ジーナシス王国で学んだ、魔女の力から守れる魔法も、あなたに教えるわ」
「魔女の力から……」
「ええ。私は、ジーナシス王国に留学したことがあるの。もちろん、魔法の勉強のためよ」
異母弟の母の出身地でもあるジーナシス王国には、複数の魔女がいると聞いたことがある。
アリーシャは婚約者のためにその北方の国に留学して、守護魔法を学んだのだと教えてくれた。
(その魔法があれば、王女からエーリヒを守れる)
「マードレット公爵家の養女に……。私の義妹になってほしいの」
そんなクロエにアリーシャは、ギルドを通して伝えた要求をもう一度伝えた。
「身内に、国に制御されていない魔導師がいることは、私たちにとって大きな力になる。ジェスタ様を守るための、魔石の確保にも協力してもらえたら嬉しいわ。もちろんあなたとエーリヒの安全と、ふたりの結婚は保障する。私の義妹の夫になれば、さすがにメルティガル侯爵もエーリヒに手が出せなくなる」
それに、とアリーシャは続けた。
「魔法なら私も教えられる。私がジェスタ様に掛けている守護魔法……。ジーナシス王国で学んだ、魔女の力から守れる魔法も、あなたに教えるわ」
「魔女の力から……」
「ええ。私は、ジーナシス王国に留学したことがあるの。もちろん、魔法の勉強のためよ」
異母弟の母の出身地でもあるジーナシス王国には、複数の魔女がいると聞いたことがある。
アリーシャは婚約者のためにその北方の国に留学して、守護魔法を学んだのだと教えてくれた。
(その魔法があれば、王女からエーリヒを守れる)


