(やっぱり魔石だったの?)
質を抑えたつもりだったが、それでも魔女であるクロエが作った魔石は、同じ魔女のカサンドラにも強い効果があったようだ。
「ジェスタ様は移民問題や、女性の地位向上のための改革にも取り組んでいらっしゃるの。彼が王になる頃には、きっとこの国も変わるはず。それにスラム街の問題にも、きちんと向き合っているわ」
静かに見守っていたトリッドは、アリーシャの言葉に深く頷いた。
「貴族もこの国も信用できなかったけれど、ジェスタ様とアリーシャ様ならば信じられる。俺はそう思っている」
「……」
クロエも、ずっと思っていた。
この国は、あまり良い国ではないと。
そしてクロエも、スラムの子どもたちを見て、救える力があるのに何もせず、自分たちだけしあわせになってもいいのかと悩んでいた。
王太子とその婚約者であるアリーシャは、この国を変えようとして戦っているのだろうか。
「私に、何を望んでいますか? 私に魔力があるとわかったのは最近で、魔石を作ることしかできません」
自分は魔導師としては未熟だと、しっかりと伝えておく。
質を抑えたつもりだったが、それでも魔女であるクロエが作った魔石は、同じ魔女のカサンドラにも強い効果があったようだ。
「ジェスタ様は移民問題や、女性の地位向上のための改革にも取り組んでいらっしゃるの。彼が王になる頃には、きっとこの国も変わるはず。それにスラム街の問題にも、きちんと向き合っているわ」
静かに見守っていたトリッドは、アリーシャの言葉に深く頷いた。
「貴族もこの国も信用できなかったけれど、ジェスタ様とアリーシャ様ならば信じられる。俺はそう思っている」
「……」
クロエも、ずっと思っていた。
この国は、あまり良い国ではないと。
そしてクロエも、スラムの子どもたちを見て、救える力があるのに何もせず、自分たちだけしあわせになってもいいのかと悩んでいた。
王太子とその婚約者であるアリーシャは、この国を変えようとして戦っているのだろうか。
「私に、何を望んでいますか? 私に魔力があるとわかったのは最近で、魔石を作ることしかできません」
自分は魔導師としては未熟だと、しっかりと伝えておく。


