そう告げたあと、アリーシャは伺うようにクロエを見た。
魔女カサンドラのことは、この国に住む者なら誰でも知っている。
その恐ろしさも知れ渡っているだろう。だからクロエが、その名を聞いて怖気づくのではないかと心配したようだ。
「はい。エーリヒから聞いています」
だからクロエがきっぱりとそう言うと、驚いたように目を見開いた。
「そうだったの……。それでもエーリヒと一緒にいるのね」
「はい」
強い意志を込めて、こくりと頷く。
それだけは、何があっても揺るがない。
そんな決意が伝わったのか、アリーシャは詳しい事情を語ってくれた。
「カサンドラ様に気に入られてしまったせいで、エーリヒは狙われている。エーリヒを排除しようとしている者たち。そして、エーリヒを使って王女を自由に操りたい者たちにね」
そしてエーリヒを排除しようとしているのが、あの騎士たちに深く関わりのある人物だと告げた。
「それは……」
騎士を自由に使えるのは、クロエの父であるメルティガル侯爵だ。
嫌な予感がして、クロエはアリーシャを見つめた。
「そう。騎士団長のメルティガル侯爵よ」
魔女カサンドラのことは、この国に住む者なら誰でも知っている。
その恐ろしさも知れ渡っているだろう。だからクロエが、その名を聞いて怖気づくのではないかと心配したようだ。
「はい。エーリヒから聞いています」
だからクロエがきっぱりとそう言うと、驚いたように目を見開いた。
「そうだったの……。それでもエーリヒと一緒にいるのね」
「はい」
強い意志を込めて、こくりと頷く。
それだけは、何があっても揺るがない。
そんな決意が伝わったのか、アリーシャは詳しい事情を語ってくれた。
「カサンドラ様に気に入られてしまったせいで、エーリヒは狙われている。エーリヒを排除しようとしている者たち。そして、エーリヒを使って王女を自由に操りたい者たちにね」
そしてエーリヒを排除しようとしているのが、あの騎士たちに深く関わりのある人物だと告げた。
「それは……」
騎士を自由に使えるのは、クロエの父であるメルティガル侯爵だ。
嫌な予感がして、クロエはアリーシャを見つめた。
「そう。騎士団長のメルティガル侯爵よ」


