けれど、エーリヒが向こうに連れ去られてしまった以上、このまま手紙を受け取らずに拒絶することはあり得なかった。
クロエは、覚悟を決めてその手紙を受け取る。
「以前、エーリヒから聞いたよ」
そんなクロエに、ロジェはすまなそうに言った。
「え?」
「貴族の女性に目を付けられてしまって、クロエと一緒に逃げてきたって。元騎士だと言っていたから、ギルドに来た騎士の中に、知り合いがいたのかもしれない」
「……ええ」
ロジェにはそう話していたのかと、クロエは同意するように頷いてみせた。
それから、返事が必要なものかもしないと、手紙を開封してみる。
そこは綺麗な文字で、エーリヒを王女に引き渡すようなことはしないから、安心してほしい。会って話がしたいから、明日の朝、ギルドまで迎えの者を寄越すと書いてあった。
(やっぱり、エーリヒのことは知っているのね)
クロエは手紙をたたみ、ロジェに明日の朝、迎えが来ることを伝えた。
「わかった。こんなことになってしまって、すまないな」
ロジェはそう謝罪してくれた。
クロエは、覚悟を決めてその手紙を受け取る。
「以前、エーリヒから聞いたよ」
そんなクロエに、ロジェはすまなそうに言った。
「え?」
「貴族の女性に目を付けられてしまって、クロエと一緒に逃げてきたって。元騎士だと言っていたから、ギルドに来た騎士の中に、知り合いがいたのかもしれない」
「……ええ」
ロジェにはそう話していたのかと、クロエは同意するように頷いてみせた。
それから、返事が必要なものかもしないと、手紙を開封してみる。
そこは綺麗な文字で、エーリヒを王女に引き渡すようなことはしないから、安心してほしい。会って話がしたいから、明日の朝、ギルドまで迎えの者を寄越すと書いてあった。
(やっぱり、エーリヒのことは知っているのね)
クロエは手紙をたたみ、ロジェに明日の朝、迎えが来ることを伝えた。
「わかった。こんなことになってしまって、すまないな」
ロジェはそう謝罪してくれた。


