そこに住み着いたトリッドという冒険者が、親のいない子ども達の面倒を見ている。緊急依頼で教会の存在を知ったクロエは、それからずっとその子達のことが気になっていた。
だから一度、差し入れを持って会いに行こうと思っていたのだ。
スラムの人間の中には、クロエの姿を見るとにやついた顔で近寄る男もいた。
けれどエーリヒの鋭い視線にたじろぎ、声を掛ける前に逃げていく者が多い。
スラムという生存競争の激しい世界で生きている彼らは、敵わない相手だとすぐにわかったのだろう。
そうやってエーリヒがしっかりと守ってくれたお陰で、トラブルもなく教会に辿り着くことができた。
(でも以前は、こんなこともなかったのよね。あれは、やっぱり流行り病のせいだったのかな?)
恐ろしい病が流行していたのだから、彼らも他者を脅す余裕もなかったのかもしれない。
そう思いながら、教会に辿り着く。
以前の訪問では流行り病に冒されて寝込んでいた子ども達が、今は頑丈な柵に囲まれた安全な庭で、走り回って遊んでいる。
あの柵は、侵入者から子ども達を守るために、元冒険者の男が作ったのだろう。
だから一度、差し入れを持って会いに行こうと思っていたのだ。
スラムの人間の中には、クロエの姿を見るとにやついた顔で近寄る男もいた。
けれどエーリヒの鋭い視線にたじろぎ、声を掛ける前に逃げていく者が多い。
スラムという生存競争の激しい世界で生きている彼らは、敵わない相手だとすぐにわかったのだろう。
そうやってエーリヒがしっかりと守ってくれたお陰で、トラブルもなく教会に辿り着くことができた。
(でも以前は、こんなこともなかったのよね。あれは、やっぱり流行り病のせいだったのかな?)
恐ろしい病が流行していたのだから、彼らも他者を脅す余裕もなかったのかもしれない。
そう思いながら、教会に辿り着く。
以前の訪問では流行り病に冒されて寝込んでいた子ども達が、今は頑丈な柵に囲まれた安全な庭で、走り回って遊んでいる。
あの柵は、侵入者から子ども達を守るために、元冒険者の男が作ったのだろう。


