朝から作り始めて、昼食のあともせっせと魔石を作っていると、身支度を整えたエーリヒがクロエの部屋を訪れた。
「出かけるの?」
「ああ。依頼を受けたから、出かけてくる」
「何の依頼?」
少し心配になって尋ねる。
最近エーリヒは、ひとりで依頼を受けて出かけることが多い。
「地下道に出た魔物退治だ。それほど強くないようだから、さっさと終わらせてくる。クロエは忙しいみたいだから、帰りに夕飯を買ってくるよ」
「うん、ありがとう。お願いね」
エーリヒはクロエの頬に軽くキスをして、出かけていく。
(……何だか、本当の夫婦みたい)
その姿を見送りながらそんなことを思ってしまい、恥ずかしくなって俯いた。
でも、それが現実になる日も近付いている。
魔石作りで実績を上げているクロエはもちろん、エーリヒもその剣の腕を買われて、指名依頼が多くなってきた。
近いうちに、ふたりともこのアダナーニ王国の国籍を獲得できるだろう。
なかなか早い出世だが、エーリヒが元騎士であることを考えれば、それだけの実力があるのも当然だ。
国籍さえ得ることができれば、婚姻が可能となる。
「出かけるの?」
「ああ。依頼を受けたから、出かけてくる」
「何の依頼?」
少し心配になって尋ねる。
最近エーリヒは、ひとりで依頼を受けて出かけることが多い。
「地下道に出た魔物退治だ。それほど強くないようだから、さっさと終わらせてくる。クロエは忙しいみたいだから、帰りに夕飯を買ってくるよ」
「うん、ありがとう。お願いね」
エーリヒはクロエの頬に軽くキスをして、出かけていく。
(……何だか、本当の夫婦みたい)
その姿を見送りながらそんなことを思ってしまい、恥ずかしくなって俯いた。
でも、それが現実になる日も近付いている。
魔石作りで実績を上げているクロエはもちろん、エーリヒもその剣の腕を買われて、指名依頼が多くなってきた。
近いうちに、ふたりともこのアダナーニ王国の国籍を獲得できるだろう。
なかなか早い出世だが、エーリヒが元騎士であることを考えれば、それだけの実力があるのも当然だ。
国籍さえ得ることができれば、婚姻が可能となる。


