君と夢に跳ぶ恋

「頭もいいじゃん、この前のテストも学年1位だったんだろ?」

「確かに地味だけど顔は結構可愛いよなー」

えっ、可愛い?私が?

「でもさー、」

「日下部さんって付き合ってもつまんなそうじゃん。」

「あーね。いっつも暗いし話しかけづらい。」

「昨日だってさー、いきなり文化祭のポスターの挿絵描くのやっぱ無理とかいっててさー。」

「うんうん。ぶっちゃけそーゆー奴がいるとクラスのやる気が削がれるっつーの。」

「怖いんじゃね?目立つのが嫌いとか。」

「そーゆーの萎えるよねー」

「っつーか日下部さんってさー、なんかすましてる感じするよねー。」

「あーわかるw行事とかも参加しないよねー。べんきょーばっかでさ。」

「私はあなた達とは違うのよって感じ。」

「・・・っ!」

すましてなんかいないのに。

みんなは私のことそんな風に思ってたんだ・・・。

言葉一つ一つが心にぐさっと刺さる。