バートの愛する人は嘘泣きを始め、バートは真っ赤な顔で言い訳をしている。

 そして、罵り合いを始めた。

 それを見ながら、亡き義父母が天国で溜飲を下げてくれていることを祈らずにはいられない。

「いや、ちょっと待てよ。おまえの話、信じられるものか」

 バートは、散々二人できくに堪えない言葉の応酬を繰り広げた後につぎはわたしに矛先を向けてきた。