「まぁ、田舎者なんてどいつも同じだからな。見たとしてもそれはまた違う田舎者だってことだ」
「それもそうよね」

 二人の謎理論。

 いっさいに笑いだした。わたしはただそれをジッと見つめている。

 どんどん冷めていく。

 こんな男に嫁いできただなんてゾッとする。

 もう何度目かに実感してしまった。