「心配しなくていい。アミを妻にするからといって、カニンガム公爵領を王家の直轄領にするようなことはしない。ぜったいにな。アミといろいろ話あったんだが、おれたちの子をつぎのカニンガム公爵家の当主にするつもりだ。それまでの間、クリス。それから、ユリシーズ。公爵家のことを頼めるか。おっと、そうだった。レスター、きみもだ」
「もちろんです、殿下」
「光栄です、殿下」

 クリスとユリシーズは、しっかり頷いて了承してくれた。