「クレイグ・デズモンド。アミ・カニンガムの夫になる男だ」
クレイグ様は「王太子だ」とは言わず、そう名乗った。
照れ臭い反面、夫として一度も顧みてくれなかった、というよりか一度も会ってくれなかったバートに対して、優越感というかざまぁみろというか、とにかく勝ったみたいな満足感を得たわたしは、嫌なレディなのかもしれない、
クレイグ様は「王太子だ」とは言わず、そう名乗った。
照れ臭い反面、夫として一度も顧みてくれなかった、というよりか一度も会ってくれなかったバートに対して、優越感というかざまぁみろというか、とにかく勝ったみたいな満足感を得たわたしは、嫌なレディなのかもしれない、

