さっきの時間のことを思い出して聞いてしまう。
識くんは私を見て驚いたように目を見開いた。
なんで?とでも聞くような表情だ。
「あのね、さっきの時間春哉くんの点数見せてもらってすっごく高かったの。でも春哉くんは、識くんに点数あんまり勝てなかったって言ってて」
「……あー」
「春哉くんが、識くん頭いいって言ってたから驚いちゃって」
こんなにも身近に勉強得意な人がいたんだ……!っていう感じ。
流歌ちゃんは……解答欄ズラすぐらいだし。勉強もそこまで得意じゃないみたいで。
「……うん、勉強は得意だよ俺」
「ええ、すごい!知らなかった……!」
「点数も順位も誰にも言ってなかったからね。知ってるの春哉ぐらいじゃないかな」
やっぱり識くん頭いいんだ……!
でもなんで言わなかったんだろう……?女の子達に点数聞かれたりしなかったのかな……?
そんな私の考えを読み取ったのか。

