シュガートリック





─────ガラッ


ドアを開けると案の定誰もいなくてホッとする。

識くんはドアを閉めるとガチャリとなぜか中から鍵をかけた。


「…?なんで鍵……?」

「俺と雪音だけの空間だから」

「え……っ」


識くんからの答えに一瞬だけ動きが止まる。

当たり前のようにサラッと……。
識くんの言葉一つ一つにドキッとして喜んで、もう感情が激しく行ったり来たりしている。


隅っこに二人で並んで座る。


「あ……今日お弁当だ……!」

「うん、夜ご飯の残りだけど」

「手作り……!?」

「そうだよ」


初めて識くんの手作り料理を目にして興奮してしまう。

いや……凄い上手……!!見栄えがもう良いもん……!!

器用なんだなあ……なんでも出来ちゃうじゃん。
……あ、そうだ!


「ねぇ、識くん頭良いってほんと?」

「え、俺?」

「うん」