そんな私の目線に気づいたのか、識くんは口を開いた。
「朝時間なかった日はいつも購買なんだよね」
「そうなの……?」
「うん。俺一人暮らしだし」
そう言った識くんに納得する。
そうだ、識くん一人暮らしなんだった……。
……あれ、でも朝時間なかった日はってことは……?
「あ、時間あったら自分で作るよ」
「…え!識くん料理出来るの……!?」
「…まあ、それなりに?」
「嘘、すごい……」
識くんの言った言葉に驚く。
私ですら自分で作る時あんまりないのに……!
「今意外って思ったでしょ」
「……正直思った」
「ははっ、まあ得意ではないけどね。一人暮らししてると自然になにかしらは作れるようになった」
「……そうなんだあ」
すごいなあ、と思ってうんうんと頷く。
お弁当を開いてご飯を口に入れる。
やっぱり私も……お母さんに料理特訓してもらおうかな……。

