────────────────
────────
あれからお昼休みになって。
お弁当を準備しながら流歌ちゃんが来るのを待っていると。
「雪音」
とドアの方から名前を呼ばれて顔を上げる。
えっ、識くん……っ?!
私に手招きする識くんに驚いて動揺しながらも席を立つ。
なんで識くんが……?
「どうかしたの……?」
「お昼一緒に食べよ」
「え……?」
急なお誘いに驚いて声が漏れる。
笑いながら言った識くんは手に持っているお昼を顔の横で掲げて。
……嬉しい、けど……。
「流歌ちゃんが……」
「ん?ああ、大丈夫だよ」
「え?」
いつも流歌ちゃんと一緒に食べてるから、識くんと食べてもいいのかわからなくて。
どうしよう、と思っていると識くんは大丈夫だと言った。
どういうこと……?
「綾野さんが俺に雪音とご飯食べればって提案してきたから」

