今度は、私の番だ。
私に務まるかはわからないけど、私は……識くんのことを知りたい。
「…雪音にしか出来ない役だと思うよ」
「……そう、なのかな」
「うん絶対そう。月居にとって雪音はそういう存在だと思う」
「……」
「借り物競争のときのお題で言われたでしょ?『守りたい人』って。それは雪音も同じ気持ちなんじゃない?なら返してあげな」
「……うん!」
流歌ちゃんの言葉が心に響く。
流歌ちゃんは私の肩を叩き、笑ってピースをした。
それに私も笑顔で頷く。
無理にとは言わないよ。いつか話してくれるだけでいい。
だから……そんなに抱え込まないで、悲しい顔しないで。
そう、心から思った。
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昼休み。
ご飯を食べ終わって流歌ちゃんと分かれてから、自動販売機に寄った。

