「謝りに行くらしいけどね」
「そりゃそうでしょ。あの子たち識くんのファンの中でも過激なんだから」
そんな話を盗み聞きしながら荷物を整理していると。
「ゆ〜きね!」
と廊下の方から声がしてパッと顔を上げる。
……流歌ちゃん……っ!
すぐに席を立って流歌ちゃんの元に行くと、いつも通り「おはよう」と挨拶をしてきた。
────────────────
廊下の隅っこの方に移動して流歌ちゃんと話す。
「…てか、今どこ行っても月居の話ばっかりだよね」
「……うん」
「ほんと、木村達なにしたんだか。あの子たちも懲りればいいのにね」
ため息をつきながら全く……と言う流歌ちゃんに何も言えずにいる。
「でもさーいったいなにしたら月居怒らせ───」
「識!!!!」
流歌ちゃんの話を聞いている時。

