シュガートリック





そう話しながら例のネックレスを見せている女の子。
周りの子達は前のめりになりながら羨ましがっていた。


「あんたの親めっちゃ優しいね〜」

「そうなの!パパママ大好き〜っ」


そう自慢げに話す女の子に、楽しそうに笑う周りの子達。

…すごいな、そりゃあ嬉しいよね。

なんて思いながら識くんの方に目を向けると。

……?
少し、識くんの表情に違和感を覚える。
さっきまで笑ってたのに……今は少し引きつってる……?

そう不思議に思っていると。


「…あれ、花染?」

「…っえ?あ、春哉くん……」


階段から降りてきた春哉くんが私を見て声をかけてきて。


「なにしてるんだ…?」

「あ、えっと……」

「……?…識か」


戸惑う私の視線の先を見て、納得した春哉くん。
見慣れた光景すぎて春哉くんは納得が早かったみたい。

二人で並んで識くんの方を見ていると。