シュガートリック





流歌ちゃんからの言葉は本当に私に勇気と自信をくれる。
それがすごく嬉しくて、笑みがこぼれた。



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帰りのSHRが終わり。

ザワザワと周りは騒がしくなる。


……識くんいるかな……。

私も鞄を持って席を立つ。
今の私はすごくソワソワしていて。

…一緒に帰ろうって言ったら、帰ってくれるかな……?

なんて、ずっと考えている。

でも今日のSHR遅くなっちゃったから、いないかもしれないよね。


そう思って教室のドアを出て、隣のクラスを覗くと。


……いない、か。


こっそりとクラスを見渡すけど識くんの姿はなかった。
はぁ、と肩を落として帰ろうと歩き出す。

最近は前ほど周りの視線が怖くなくなった。
だからといっても、人の方を見ないようにはしているけど。


これも識くんのおかげなんだよなあ……。