そう少し頬をふくらませて言った識くんに、かああっと一気に体温が上がる。
な、なにそれ……っ。
「……ふっ、行こっか。三年生の借り物競争も終わってるだろうし」
「……っ、う、うん」
私の反応を見て笑った識くんは、パッと手を離して私から離れる。
さりげなく繋いできた手に驚きながらも頷いてグラウンドに戻ろうと歩き始めた。
────────────────
人から見える位置まで歩いたところで、私からパッと手を離した。
歩いていると、チラチラと周りからの視線が痛くなってくる。
識くんの斜め後ろを歩いて、目線を下にしながら自分達のテントの方に向かうと。
「あっ、識やっと戻ってきた〜っ!!」
「どこ行ってたの〜?ってか、花染さんとどういう関係なわけ〜?」
「私のことも借りてよーっ!」
識くんがピタッと止まったのにつられて私も止まって顔を上げると。

