シュガートリック





「識と春哉くん話してない……っ!?やばっ、スペシャルコラボすぎる……っ!」


すると、私たちと同じことを思ったのか、周りの女の子達がザワザワと騒ぎ始めた。


「へぇー、あの二人も話すんだね。仲良かったっけ?初めて見たわ」

「……」


流歌ちゃんの不思議そうな言葉に、あの二人を見つめる。

……大丈夫かな。あの二人、仲良かったのは昔なんでしょう……?
今はお世辞にも仲良さそうに見えないし……お互い当たりが強い。

でも私はあの二人の間にあったことなんて何も知らないから、何も言えないし……。

そう思いながらじっと見つめていると、お互いの雰囲気があまり良くないことに気づいた。
やっぱり……なにか言い合いしたのかな。


不安しか感じないままいると、合図とともに選手達が入場し各位置に着いていた。

一年生、二年生、三年生の順番で行うらしく、一年生が先に位置に付いていて。


「なんかワクワクするね〜」

「……?ワクワク……?」

「だって、借り物競争といえばさ〜?」