シュガートリック





昼休みなのに、私のところにいてくれたんだ……。

それに少し嬉しくなる。


「先生多分しばらく来ないから、ここで寝てた方がいい」

「……!」

「…大丈夫、俺がここにいるから」


私の反応を見て、優しい言葉をかけてくれる識くんに少しだけ泣きたくなった。

識くんは、なんで私がこんなにも保健室が嫌なのか知らないはずなのに……。
沢山迷惑かけてしまった……。


「……もう大丈夫?落ち着いた?」

「……うん、識くんと一緒だから平気」

「…っ、心臓に悪いね」


少し頬を赤らめて言った識くんに、首を傾げる。

……でも、本当に識くんと一緒だとさっきまでの恐怖が消えるんだ。


「……ごめんね、識くん」

「なんで?いいんだよ謝らなくて」

「……私、この場所がトラウマなの」


この保健室という場所が……一年前から、大嫌いなの。

だから変な態度取っちゃったんだ、と言うと頷いてくれた。