と思いながらも私はそこから離れた場所で流歌ちゃんと立ったまま壁にもたれかかっている。
「ちょっと、雪音大丈夫?」
「……んー」
「今にも倒れそうだよ…もう休んできなよ」
「でも……」
女子達の声がキンキンと頭に響いて何も考えられない。
バスケで少し動いたせいか気分も悪くなってきている。
座りたいけど、座ったら先生に声かけられるから座れないし……。
……どうしよう、保健室行かないとやばいかな……?
でも……っ、やっぱり怖い……。
ズキズキと痛い頭を抑えながら考えていると、女子達の声がワッと急に盛りあがった。
……試合終わったのかな?
ちらりと見るともう既に休憩している識くんの姿が見えて、終わったのだと確信する。
「……雪音、未だにあの時のことが怖いのはわかるよ。でもそれじゃあ雪音の体が持たないよ」
「…うん」
「大丈夫、同じようなことは起こらないから……だから、ね?保健室行った方が……っ、雪音!!」

