「……無理しちゃダメだよ、雪音。辛くなったら呼んでね」
「うん、ありがとう」
そう言った流歌ちゃんに笑って返すと、心配そうな顔のまま教室を出て行ってしまった。
……大丈夫、大したことない。
そう言い聞かせてもう一度机に突っ伏した。
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三時間目の終了のチャイムが鳴って、全員がバタバタと慌て出す。
「体育だ……着替えなきゃ……!」
そんなクラスメイトの声が聞こえて、私も体操着を持って席を立った。
席を立った瞬間、目眩がして少し動きを止める。
……やばい、かも。
体調は朝よりも悪化していて、頭にガンガンと痛みが響く。
熱も結構あるかもしれない。
なんでよりにもよって体育なの……。
体育は一組二組合同だから流歌ちゃんもいるけど……。
人が沢山いるこの光景が、凄く嫌になって体操着を持ったままトイレに向かう。

