「……っ、あ」
その日野くんの言葉にハッとする。
日野くんはただ一緒に仕事しようとしてくれただけだ。
なのに私が変な態度取っちゃったから……。
自分で傷つきに行ったようなもんじゃん……。
手を差し出す日野くんの手を見て、それでも迷ってしまう。
……だって、顔だって見れないのに、一緒になんてできないよ……っ。
カタカタと手と足が震え始めてよく分からなくなる。
「……ほら、貸して」
ため息をついてさっきよりも少しだけ優しく声を発した日野くんは、急に私の方に近寄り手を伸ばしてきて。
近づいた距離に、ビクッとして反射的に後ろに下がると、震えていた足がもつれて後ろに身体が傾いた。
「きゃ……っ」
驚いて出たそんな情けない声。
転ぶ……っ!!
プリントを手に持っていたため、どこにも捕まることが出来なくて目をギュッとつぶる。
─────バサバサッ、ドサッ

