そんな私の行動に日野くんからチラリと視線を感じたが、ここで目を合わせる勇気はない。
……体育祭実行委員になったからには、ちゃんとここで働かないと。
皆をまとめるとかはできないから、こういうところでやらないとダメだよね。
私よりも先に人が出て行って、ある程度少なくなったら私も教室に向かう。
落とさないように抱えて階段をのぼり、廊下を歩いていると。
「……いい、貸して」
「……え、」
後ろから低い声がかかって、ピタッと足を止める。
振り向くと、そこには私が手に持っているプリント達を貰おうと手を出す不機嫌な日野くんの姿があった。
一瞬だけ目を見てしまい、すぐに目だけ下を見る。
「え、えっと……大丈夫です、私がやるので」
「は?」
「先に帰っていいです、よ」
一歩後ろに下がって、ぎこちなくそう言う。
……本当に怖い……っ!!

