浅川由紀のぶっ飛びOL日記

    1月17日 水曜日
 こらーーーーー 起きろーーーーーー!
いきなりに変な夢を見て飛び起きちゃったわよ。 今って何時?
 えーーーー? 5時45分なの?
それってさあ阪神大震災が起きた時間じゃないかい。 忘れる所だったわよ。
 おはようございますねえ。 今日は水曜日。
阪神大震災が起きたあの日ですわよ。 1995年の話ね。
私はまだまだ宇宙をさ迷ってたわよ。 誰も産んでくれないんだもん。
 あの地震、被害者は6000人越え。 高速道路もズタズタに壊されたのよね。
明け方の地震だったからほとんどの人が逃げられなかった。 可哀そうだった。
冬の時期で受験勉強をしていた人たちも犠牲になった。 若い子も居たのよね?
住宅地がかなりやられたから死因は圧死が多かったとか。 苦しかったろうなあ。
 街中は瓦礫ばかりで救急車も消防車もうまく入れなかった。 支援物資を届けるのも一苦労したんだってね。
そこで活躍したのが創価学会青年部のバイク隊だった。 バイクなら細い道でも走れるから。
 全国からも物資が届いたんだって。 それを会館から避難所までピストン輸送したのね。
ところがこの現実を誰も報道しなかった。 まあ邪魔が入らなかったから遠慮せずにやれたのかもね。
 その後、村山総理が避難所に挨拶回りをした。 でもみんなの反応は、、、。
「形だけの挨拶なら見ないほうがいいよ。」だって。 言うなあ。
 そんなわけで今日は市役所でも防災研修をやるそうなんだけど、、、。 10時を過ぎても始まる気配が無いなあ。
おばさんに聞いてみたら「準備で遅れてるからちょっと待ってくれ。」って言われたんだって。 準備くらい前々からやっておきなさいよね。
 本当にうちのおじさんたちは口を開けばいやらしい話ばかりするくせに何をやらせてもダメなのねえ。
これだから奥さんに逃げられるのよ。 馬鹿みたい。

 準備が整って研修が始まったのは11時半でしたわ。 これじゃあ何も出来ないじゃない。
文句を言いながら食堂へ来ました。 お昼くらいはのんびりさせてよね。
と思ったら、、、。 「おや、浅川さんじゃないか。」
どっかで聞いたような声がする。 振り返るとそいつは、、、。
総務課に居た頃、私のお尻を触ってたあのいやらしい課長さんじゃないか。 昼食食べる気が失せたわ。

 それでコンビニまで突っ走ってそばを買ってきた。 どいつもこいつも運動させるんだからなあ。
「あれ? どうしたの?」 仲のいい真百合ちゃんが聞いてきた。
「いやらしいおっさんが居たからコンビニまで突っ走ってきたの。」 「ああ、あいつか。」
「知ってるの?」 「だってあの人は建設課でも触り魔だって嫌われてるのよ。」
「あんなのをよくもまあ辞めさせないもんだなあ。」 「だってあの人の実家は金持ちだから。」
「それでか。」 なんか知らないけど忙し過ぎるでしょ こんな一日は?

 午後はというと2時半まで研修の続きです。 段取り悪過ぎ。
私だってねえ、やらなきゃいけない仕事がたーーーーーーーーーーーーーーーーーーっくさん有るんだから考えてよ。
 そんなわけで今日は7時まで残って仕事を片付けましたわ。 ああ疲れた。
何も作る気が起きないからマックでハッピーセットを買ってきたわよ。 おもちゃは隣の女の子にあげるわ。
んでコーラを飲みながらポテトを齧ってバーガーを食べましょうか。 たまにはいいかな。
って毎日だったら嫌だよ こんなの。

 さあさあお腹もいっぱい。 頭もいっぱいだから寝るわね。
お休みなっさーーーーーーーーーーーーい。