浅川由紀のぶっ飛びOL日記

    1月16日 火曜日
 おはようございましたあ。 寝坊する所だったわよ。
飼っておいたおにぎりを、、、。 飼ってどうするのよ?
 おにぎりがペットだったら可愛いかな? いきなり「ママ おはよう!」って飛び付いてきたりして。
漫画の見過ぎね。 朝から何やってんの?
 ささっと身支度を整えてレッツゴー! でも勢いに乗り過ぎて玄関で滑ったわ。
何やってんだか、、、。 こんな顔を狸には見せられないわよ。
 通りに誰も居なくて良かった。 思い切りスッ転んだから丸見えだったのよーーーーー。
可愛くないからいいけどねえ。 僻んでみようかな。
 なんとかバスに乗りましてそろそろと歩いております。 だって痛いんだもん。
もろにお尻を売っちゃったからなあ、、、。 売ってどうするんだ?
変な突っ込み。

 役所に着きましてそろそろと歩いております。 いつもならバタバタと走って行くんだけど、、、。
「おはようございまあす。」 いつもより静かにいつもよりおとなしく部屋に入りましょう。
「どうしたの?」 まあまあ仲のいい森下さんが聞いてきた。
「玄関出た瞬間に滑ったのよ。」 「大丈夫?」
「歩いてこれたから大丈夫じゃないかなあ?」 「でもなんか痛そうだよ。」
「痛いのはまだまだ痛いのよ。」 でも休めないからさあ、、、。」 「辛い所よねえ。」
 「ああ、皆さん揃いましたか?」 「あんたが一番遅いのよ。」
太々しい顔して実は一番やる気が無い課長様。 「では今日はですな、、、。」
 なんか偉そうに支持してるけどみーーーーーんな聞いてないのよね。 ああ可哀そう。
10時からはまたまた会議ですわ。 会議多過ぎ。
 でもね、ここのおっさんたちは仕事を私にぜーーーーーーんぶ投げ付けてくるの。 だから私は印鑑を押して投げ返してやりまーす。
実はその後のほうが確認やら何やらですごーーーーく大変なの。 あんたらみんなその掛かりなんでしょうが。
頑張って干からびるまで働いてね。 おじさんたち。 やったからってご褒美は無しね。
だってみーーーーんなへ、ん、た、い、、、、、なんだもん。 私困っちゃうわーーー。

 さあやっと熱帯地獄から抜け出して食堂に来ましたよ。 何を食べようかなあ?
見回してたら仲良しの小百合ちゃんが居た。 よしよし。
 「久しぶりねえ。」 「そうねえ。 総務課に居て以来だなあ。」
「何食べよう?」 「あたしはチキンライスでいいわ。」
「じゃあ私はオムライス。」 そんなわけで和気藹々なお昼でーす。
 「福祉課はどう?」 「ダメ親父ばっか。」
「そっか。 何処も同じだなあ。」 「だからこっちで仕事をまとめてぜーーーんぶおっさんたちに投げ返してやるの。」
「面白そう。」 「笑えなくて固まってるおっさんたちばっかだからなあ。」
「何で?」 「だって印鑑を押すより確認するほうが大変なのよ。」
 私たちが話しこんでいると、、、。 「あっ来た。」
「誰が?」 小百合ちゃんが指差す方向を見ると何とまあ市長さんがおばさんたちに囲まれて食事をしております。
 何でここのおっさんたちってこうも変態が多いの? 若い子に気に入られてないのも分かるけどさあ、、、。
食事を済ませて廊下を歩いているとまたまた女子トイレから男性が出てきました。 でも白い杖は持ってないようね。
 建設課のお兄さんたちが居たのでさり気なくウインク。 じゃなくて出てきたお兄さんを追跡するように合図しました。
その後に聞いた話では最近問題になっていた盗撮魔だったらしい。 ほんとに世も末ねえ。
一階のトイレを狙ったっておばちゃんしか入ってこないでしょうに。 若い子は二階か三階に居るからねえ。
 部屋に帰ってきますと相変わらずむさ苦しいくらいに熱い部屋ですわ。 こんなに熱くしなくてもいいでしょう?
私たちはヤマザキの蒸しパンじゃないのよ。 女の子なんだから考えてよ。
 え? こんな熱い所でまたまた会議? いい加減にしてよ。
狸はさっそく寝てるし、、、。 どうしようもないなあ。
 隣に座っている山崎太郎君に目配せをしました。 彼はニヤニヤしながら女性用のパンツを顔の前に置きました。
すっげえ意地悪だなあ。 と思ったら、、、。
 向かい側に座っているおばさんがシャーペンで鼻を刺しましたわ。 痛そう。
 ほらほら真っ赤な顔して飛び起きた。 なんか慌ててる。
それもそうよねえ。 女性用のパンツが顔の前に置いてあったんだもん。
それにしてもさあ、ここってなんちゅう職場なの?

 そんなこんなで今日も一日がやーーーーーーっと終わりましたわーーーー。 疲れた。
そんでもってさあ今夜はカップラーメンにするわ。 お湯を入れて3分待てばいいのだぞーーーーー。
 熱かったからなのか、少し冷たいくらいがいいなあ。 じゃあ今夜はこれでおしまいねえ。