後ろから抱きしめてくる藍くんは、両手でわたしを包んで離さない。



「だから、俺だけに夢中にさせたくなる」



顔が触れちゃうくらいに近くで囁かれて、声や匂いが藍くんだらけでクラクラする。



「来週のデート、楽しみにしてて」



家にいるだけでこんなにドキドキしてるのに、藍くんとふたりでお出かけなんてしたらどうなっちゃうんだろう……!