リビングに向かうと、しゅんは優雅にお茶を飲んでいた

「しゅん、お茶飲めるのね」

「いまはな」

「ふーん、お母さん、今からちょっと出かけてくるね?夕方に帰ってくるから」

「わかった!気をつけなさいよ」

言い忘れてたけど、お母さんは病院で動物の治療をしながら専業主婦もしてるから尊敬する

お父さんもお母さんも動物が大好きなため、この動物病院を開いたのだ

「いくか。お茶、ご馳走様でした」

「えぇ、最近夕方から夜にかけて不審者が相次いでるって言うからほんとに気をつけなさいよ」

「わかった」

家を出ると秋から冬に変わりつつあるから少し肌寒い

「カーディガンいらないの?」

「あぁ、俺寒いのへーきだし」

猫って普通寒いの無理だった気がする

猫にもよるのかな