―もっと、刺激的な恋を。―

わたしが好きな飛鳥井(あすかい)くんは、わたしのことが好きらしい。


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目が合うことは今までに数回はあった。

けれど話したことは一度もない。

だからわたしは、そんなウワサを聞いてもイマイチ舞いあがれずにいた。


誰しも、好きな人と結ばれたいって思う気持ちはある。

だけどその幸福を掴むためには、しっぱいするかしないかも分からない『告白』という名の難問を突破しなければいけない。

告白は怖い。

だって、もし振られたらって考えるだけで、未来が真っ暗になって悲しみの中から抜け出せなくなる気がするから。

だけど、それでも、わたしはこの胸に抱き続けた気持ちを伝えたい。

ちょっぴり泣き虫で、自分に自信が持てなかった、そんな臆病者のわたしを変えたい。

臆病者から抜け出したい。自分の気持ちを正直に伝えたい。

だから────、

わたしは今日、大好きなキミに告白します。