もう隠していられませんっ!

急に何かを思い出すようにして不機嫌な反応をした七月くん。

私はそっと胸元のフリルに触れた。

真っ白の肩出しに,外に開くミニスカート。

可愛いと思って選んできたんだけど……



「違う。くそかわいい」

「でも,だめなの? 気,遣ってる?」

「まさか」



七月くんは身体の面積最大レベルで私を包む。

餃子や肉まんの皮かと思うくらい,全力で。



「俺の前ならいいよ,りん。またちゅーされるかも,しんないけどね」



鼻を抜けるような笑い声。

取り敢えず,今日のオシャレは成功???

人のお家まで来て何してるのって感じだけど。

七月くんの温もりや匂いも,頭を支え撫でる右手も。

全部全部,やっぱり嬉しかった。



後日,スカートの丈を変えると友達のみなちんに謝ると,みなちんはまた話を聞いては大きく笑っていた。