《夕焼けに照らされると、レティシアの金髪は赤みが増して神々しいな。ふわふわと揺れる様子は見ていて飽きない。きっと絹糸のように滑らかに違いない。もし彼女の髪に触れたら嫌がられるだろうか……》
《君のほうが絶対に可愛い》
《こんなにも強くて美しい令嬢が私の婚約者だなんて夢のようだ。明日起きたら夢から覚めてしまうのでは?》
毎回これだけ好意を向けられれば、そろそろ耐性がつくのではと思っていたが、考えが甘かった。無自覚のアプローチはどんどん美化された内容になり、うっかり否定しそうになる場面が何度もあった。
微笑みをキープしながら聞こえないふりをするのも限界があり、レティシアは学園北棟の図書室に逃げ込むことが増えていた。
エリオルの本音は威力がありすぎて、正直なところ、心臓がいくつあっても足りない。
直接顔を合わせなくても近くにいるだけで心の声が聞こえてくるため、物理的に距離を取るしかなかったのだ。
《君のほうが絶対に可愛い》
《こんなにも強くて美しい令嬢が私の婚約者だなんて夢のようだ。明日起きたら夢から覚めてしまうのでは?》
毎回これだけ好意を向けられれば、そろそろ耐性がつくのではと思っていたが、考えが甘かった。無自覚のアプローチはどんどん美化された内容になり、うっかり否定しそうになる場面が何度もあった。
微笑みをキープしながら聞こえないふりをするのも限界があり、レティシアは学園北棟の図書室に逃げ込むことが増えていた。
エリオルの本音は威力がありすぎて、正直なところ、心臓がいくつあっても足りない。
直接顔を合わせなくても近くにいるだけで心の声が聞こえてくるため、物理的に距離を取るしかなかったのだ。



