ドーングラグラ///
「え!?地震?」
希空くんは、カーテンを開けて窓を覗き込んだ。
「いや、違う、、ダークレアだ!」
「またぁ、、、」
「いこ、愛花。ダークレアを倒さないと。」
「え!?そ、そんなこと言ったって、、。」
「早く行こ。今は喧嘩してる場合じゃない!」
「…わかった。」

4人は、ダークレアの近くまで近づいた。
そして、建物の物陰に隠れた。
「希空くん、行こ!」
「あぁ。」
『聖なる心の宝石 ダイヤモンドパクト
ジュエルよ 私たちに力を!』

ダークレアが人を襲う前にプリンセスシアンとプリンスノアは、バリアで食い止めた。
しかし、敵も強く続くのは時間の問題だ。
でも、、!
「な、俺らも変身しよ。」
「で、でも、、、」
「お前はガーネットの心を守護に持つ、ガーネットプリンセスなんだ。
今は変身して、敵を倒さないと、」
「む、無理だよ、、、」
「なんでだよ!」
「だって!あんな怪物倒せなんて、、、怖すぎるよ、。
それがうちの使命であっても、、。」

怖いよ。
そう思ってたら、幼い時のことを思い出した。
1度、見知らぬ大男に襲われそうになったことがあった。
叫びながら、ナイフを片手に走ってきた。
泣きながら逃げた。
そして、震えながら物陰に隠れていた。
「どこだ、あの小娘!」
ずっとウロウロ探し回っていた。
「くそ!あの小娘さえ殺せば、恨みを晴らせるのに。」
男はそう言っていたな。
そんな時、助けに来てくれた男の人がいた。
「幼い子を怖い目に合わせて、それでも大人か。」
その人は、エメラルドのような綺麗な目をしていて、王子様ようにかっこよく、そしてキングのようにとても強かった。
今でも面影を覚えている。
大男は、遠くへ逃げていった。
「大丈夫?もう安心だよ。」
その一言でうちは救われた。
(´இ□இ`。)°うぁーん

「もう怖い思いはしたくないの。
だから、うちにはあんな怪物と戦うなんて出来ない。」
ごめんね、シアン、ノア。
2人を助けてあげたいけど、うちには無理だよ。
パッ、、(*・ω・)-oo-(*・ω・)
涙目になってて、よく見えないけど、、え?
海翔がうちの手を繋いで、、る?

「過去に何があったのか、俺には分からない。
けど!
俺は、ガーネットプリンスとしてお前をサポートしたい!
これから辛いことも苦しいことも絶対ある。
でも、俺はずっとそばにいる。
それに仲間もいる。
ずっといじめばっかしてきたけど、でも俺はお前のことが好きだ。」
「え!?♡」
告白?嘘でしょ!?
「愛花、、今こそガーネットの情熱を見せてやろぜ。」
変なやつ、、だけど!
強く背中を押してくれて、サンキュー!
「うん!」