「ここは、、どこだろ、?」

何もない。誰もいない。
ウユニ塩湖のように空も地も透き通った世界がただただ広がっているだけだった。
あたしがなぜここにいる理由すらも分からない。

「ここは、清き心の持ち主だけが辿り着ける幸福の世界“ジュエリー・リング”よ。」

振り向くと高貴な女性が立っていた。
エメラルドのような優しい輝きを放つ目。
ベージュブラウンの細くて美しい髪は、まとめあげられ、、
金色のアクセサリーが神々しい輝きを放っている。
それはまるで女王、、いや女神のようだった。

ジュエリー・リング、、聞いたことない名前だわ
それにあなたは一体、、何者?

「私はこのジュエリー・リングを守護する者。
ジュエリー・リングとは、あらゆるジュエルのように輝く心を抱く戦士の里。
あなたはダイヤモンドのように純愛な心の戦士として選ばれた。
さぁ、今こそ人間たちの心守るのです。」
「ちょ、ちょっと待ってよ!あたし、あたし、、、何も出来ないのに、、。」

頭の中が混乱していく。
戦士って何?純愛?そんなわけない。
あたしの過去を知らないくせに!
勝手に決めないでよ、、