……どうして、今になってようやくあの夢を見たのよ。
妙にハッキリとした夢だった。
妄想でも想像でもなく、確実にあれは実際に起こった出来事をわたしに見せていた。
「あの夢の少女と少年は───確かにわたしと、飛鳥馬様、だった……」
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とんでもない事実が判明してから、1週間が経つ。
時の流れはあり得ないほどに速い。高校生になってから、よく思う。
「な、七瀬さん……っ。もしよかったら俺と、つつつ付き合ってください!」
この人、きっと凄く緊張してるんだろうな……。
噛み噛みな告白で悟っちゃうよ。
「ありがとう。……でも、ごめんなさい。あなたとは付き合えません」
唯一良かったと思えるのは、伊吹くんという存在がわたしの世界から消えて、こんなわたしなんかにも告白してくれた男の子たちにちゃんと“ありがとう”を言えることだ。



