クルト領への視察が終わり、学園でのいつも通りの日常が戻ってきていた。
クルト領の視察からしばらくが経った頃、私はロイド様にあるお願いをしていた。
「ロイド様、王妃様に謁見《えっけん》させて貰えないでしょうか?」
「急にどうしたんだい?」
今までの人生でロイド様は私を頑《かたく》なに王妃様に会わせなかった。
まずは、今までの人生と決定的に違う所から確かめようと思ったのだ。
しかし、そのようなことを正直にロイド様に言えるわけがない。
「私とロイド様が婚約をして、もう二年以上経ちますわ。そろそろ、挨拶をさせて頂きたくて・・・」
「ああ、なるほど。構わないよ。ただ、王妃の予定と合わすので少し時間を貰ってもいいか?」
「構いませんわ。有難うございます」
私はロイド様に深く礼をした。
その後、ロイド様は一ヶ月後に王妃様との謁見が出来るよう取り計らって下さった。
クルト領の視察からしばらくが経った頃、私はロイド様にあるお願いをしていた。
「ロイド様、王妃様に謁見《えっけん》させて貰えないでしょうか?」
「急にどうしたんだい?」
今までの人生でロイド様は私を頑《かたく》なに王妃様に会わせなかった。
まずは、今までの人生と決定的に違う所から確かめようと思ったのだ。
しかし、そのようなことを正直にロイド様に言えるわけがない。
「私とロイド様が婚約をして、もう二年以上経ちますわ。そろそろ、挨拶をさせて頂きたくて・・・」
「ああ、なるほど。構わないよ。ただ、王妃の予定と合わすので少し時間を貰ってもいいか?」
「構いませんわ。有難うございます」
私はロイド様に深く礼をした。
その後、ロイド様は一ヶ月後に王妃様との謁見が出来るよう取り計らって下さった。