「・・・様、ティアナお嬢様」
「・・・ん?」
カーテンから差し込む朝日と聞き寝れた声で私は目を開けた。
ベッドの横では、私の世話係のネルラが私を起こしていた。
10歳ほど若返った顔で。
「ネルラ、今の日付を教えてくれるかしら?」
「お嬢様、何故急にそのような質問を?」
「いいから」
「帝歴988年3月14日です」
婚約破棄された学園の卒業パーティは、帝歴998年3月14日。
丁度10年巻き戻ったということか。
「・・・ん?」
カーテンから差し込む朝日と聞き寝れた声で私は目を開けた。
ベッドの横では、私の世話係のネルラが私を起こしていた。
10歳ほど若返った顔で。
「ネルラ、今の日付を教えてくれるかしら?」
「お嬢様、何故急にそのような質問を?」
「いいから」
「帝歴988年3月14日です」
婚約破棄された学園の卒業パーティは、帝歴998年3月14日。
丁度10年巻き戻ったということか。