ワインとチーズとバレエと教授【番外編】


それから半年後、 
理緒は無事、
高校3年生になっていた。

もう、どの大学に受験するか
理緒は決めていた。  

S大学の法学部法律学科を
目指していた。

できればその後、
大学院にも行きたいという旨を
担任に伝えた。

理緒は法律を生かした仕事に 
自分がつけるとは思わなかったが
勉強が好きなので
研究職には着きたいという
漠然とした夢を持っていた。

担任教師は理緒の成績の
優秀さを見て
大学合格は間違いないと
太鼓判を押していた。

理緒の通う修堂高等学校は
進学を目指す高校でもあり
受験に力を入れていた。

理緒は高校から帰宅したあと
毎日8時間、受験勉強をし
残りの4時間は
バイオリンのレッスンに
時間を割いていた。

母親の嫌味や小言は
全て無視した。

そして高校3年の春
理緒は無事に大学に合格した。
担任教師は

「理緒!お前なら
やれると思ってたよ!」

と職員室で喜んでくれた。

理緒は明るい未来を見つめていた。