放課後、君のとなりで

「勿論、心配だよ。でも、あたしに出来る事なんて何もないし、唯一出来るのは早く悠介の意識が回復してくれるのを祈るだけでしょ」



……それはそうなんだけど。


瀬川さんの冷めた返答にどう切り返せばいいのか分からず、私は言葉に詰まる。


仮にも幼馴染だというのに、まるで興味がなさそうな態度。


例え恋愛感情がなかったとしても、もっと違う反応があるだろうに。



瀬川さんは相馬君の事情なんて何も知らないから仕方ないかもしれないけど、それにしても余所余所過ぎる。


私は段々と震えてくる拳を何とか抑えようと、ぐっと唇を噛みしめる。


「ごめん!私そろそろ戻るわ」


そして、自分で持ち出しときながら強制的に話を終了させると、瀬川さんの言葉を待たずして踵を返した。


これ以上話すと、私の中での怒りが爆発しそうなので、取り返しがつかなくなる前に、兎に角さっさとこの場から離れたい。


そう思い、私は沸き起こる熱をどうにか鎮めながら、足早に夏帆達の元へと戻っていったのだった。