病的に白い肌のルテが、くちばしマスクで口元えっちホクロが見えないが目元だけで笑う。黒の瞳がえっちかっこ良くて、サーシャはすぐ目を奪われた。美女ルテは素敵エロいお姉さんだ。


「行軍中、体力温存の必要のある癒し手の私と、大事なお食事係のサーシャは王都までレオが守ることになったの」

「レオさんが一番お強いからですか?」


レオナルド自身から俺が化け物じみて一番強いという言葉を聞いていたサーシャは冗談半分でルテに訊ねた。


「ええ。最強、なんて呼ばれてるわ。レオが負けたら騎士団どころか、国が終わりだからね」


ルテは少しも茶化さずに、レオナルドが最強だと肯定した。それほど圧倒的なのだとサーシャにも伝わった。騎士団の敵とは、サーシャも襲われたあの大蜘蛛か。


「それ本当にレオさんの話ですか?」

「間違いなくね」