「人と違うからって何。

異端者だからって何。

化け物だからって何!


私が生まれた意味を、アンタなんかが決めないで!」


サーシャは婚約者のルシテに中指を突き立てて、下品に舌まで突き出してやった。

サーシャは腰抜けビビリ5人衆たちにくるっと背を向けて、死の森を前に見据えた。


「私が生まれた意味は、私が決める!」


サーシャは誰の耳にもはっきり届く声で言い切った。